



絵を描くとき、例えば、表現したいと思い描くゴールがあって、どういう道のりでそこにたどり着くかということを考えた時、頭の中にいくつかの道がその手の感覚とともにストックされていて選べるというのはとても心強く楽しみなことです。
アメリカの大学で学べることになった時、本当に色々な方の理解とサポートと励ましがあったのですが(もちろん今でもそうですが)ある方から「学校にいる利点は、自分が身につけていなかった考え方や手法を自分のものにできることなのでたくさん吸収すること」という言葉をいただきました。本当に正にそういうことだなと実感しています。
そして、アメリカの大学では、何よりも「結果」「行動」を求められるので厳しさや、慣れない習慣の中では大変なこともありますが、この言葉がいつも私を原点へ戻しポジティブな学びの姿勢へと支えてくれています。そして、私が絵を通して「お話」したいことが、言葉や文化を越えて人の心に届くにはまだまだ力が足りません。もっと広い表現の幅を身につけて、いつの日か人の心に届く作品が創れたらいいなと思います。
さて、このセメスターでは、Oil Paintingをメインに取り組んでいます。Oil Paintingの様々な技法や画材を試しています。このひと月は、grisaille underpaintingという技法の上に、GlacisとImpastoを組み合わせながら描いています。Oil Paintingで細かい繊細な表現ができ緻密な絵を描きたい時にはとても有効だと思います。他の学生の試みによれば、筆の使い方ではソフトな表現もできるとても興味深い技法です。
上、中:下塗り Acrylic Matte Medium / Acrylic Sap Green, 下絵 Oil Sap Green/ Oil TItanium White
中、下:上塗り Oil colors / Liquin Original Winsor & Newton